C言語の基礎を学ぼう

1、プログラムとコンパイル

「文字の並び」として作るプログラムを「ソースプログラム」といい、そのプログラムを格納したファイルを「ソースファイル(原始プログラム)」と呼びます。
文字の並びとして作成したソースプログラムは、コンピュータが理解できる機械語に変換する必要があります。そして、ソースプログラムをコンパイルしたり、リンクしたりする作業を行って、実行プログラムを作成します。また、この実行プログラム作成段階に、綴り間違えなどがあると、翻訳時にエラーが発生し、エラーメッセージが表示されます。この場合、プログラムのミスなどを修正し、再度コンパイルする必要があります。

2、コメント(注釈)

プログラムの話をしているのに、いきなりコメントというワードが出てきて、何かと思われたかと思いまうす。しかし、コメントはプログラムを作成するうえで重要な役割を果たします。まず、使い方ですが、「/*----*/」のように記述します。「----」の部分に言葉を書き込んでおくことで、コンパイルエラーにならずに、ソースプログラムの説明を加えることができます。単純なプログラムなら、あまり使用することがないかもしれませんが、大規模開発など行った際に後々の※1メンテナンス時にすごく役立ちます。実際に今システム開発に携わっているのですが、ソースプログラムに誰が見ても分かりやすいコメントを添えることを意識しています。
※1 : システムの仕様変更やこのような機能を追加してほしいと言われること、または、障害対応

3、自己紹介文

例えば、次のようなプログラムがあります。
#include
int main(void){
printf("こんにちは。はてなブログを書いている者です。\n"); /* 表示後に改行 */
return 0;
}

実行結果 →「こんにちは。はてなブログを書いている者です。」がコンソール上に表示されます。
★二重引用符で囲まれた部分は、文字の並びを表現し、文字列リテラルと呼ばれます。また、末尾にある「\n」は改行を表しており、特別な表記となっています。
★printf関数は、書式文字列をそのまま画面に表示できる関数です。

4、まとめ

プログラムとコンパイル、コメント、そして最後に簡単なサンプルプログラムを見てきました。最初はprintf関数など意味が理解できないことしかないと思いますが、とりあえず実行してみて、どのような動きをするのかをおぼえていくしかないです。とにかく回数をこなし、色んな表現を覚えていってください。